
はじめに|「まさかの州兵派遣」に不安が広がる中で、私たちが伝えたいこと
2025年6月、ロサンゼルスの一部地域にアメリカ連邦政府が州兵(National Guard)を派遣したというニュースが報道され、多くの人が衝撃を受けました。しかもこの派遣は、カリフォルニア州知事からの要請がないにも関わらず派遣されたという異例の事態。
この出来事を受けて、「本当に今ロサンゼルスに行っても大丈夫なの?」「語学留学は延期した方がいいの?」と、不安の声が日本国内でも高まっています。
本記事では、この事態の背景と原因をわかりやすく解説しながら、現在の現地の様子、そして語学留学生が取るべき行動・安全対策について詳しくご紹介します。不安な気持ちを少しでも安心に変えられるよう、できる限り客観的かつ信頼できる情報をまとめました。
- はじめに|「まさかの州兵派遣」に不安が広がる中で、私たちが伝えたいこと
- 第1章|今回の衝突の背景と原因|「不法移民」と「州兵派遣」をめぐる深刻な対立
- 第2章|現地ロサンゼルスの今|どこで何が起きているのか?報道と現場の差
- 第3章|LA語学留学への影響は?渡航予定者が知っておくべき4つのこと
- 第4章|留学生が身を守るためにできる安全対策リスト
- 第5章|ロサンゼルス留学の価値は変わらない|“不安”を“学び”に変える視点
- 第6章|保護者の皆さまへ|今だからこそ求められる「事前準備」と「信頼関係」
- まとめ|ニュースに振り回されず、自分の目と耳で判断する留学準備を
- 📩無料プレゼント|「ロサンゼルス語学留学の安全対策マニュアル」
第1章|今回の衝突の背景と原因|「不法移民」と「州兵派遣」をめぐる深刻な対立
今回の衝突は、単なる警察と市民の小競り合いではなく、アメリカの政治と移民政策をめぐる大きな対立の表れです。
■トランプ政権の「不法移民排除」方針の強化
トランプ前大統領は、2025年の大統領選に向けて移民政策を再び強化する姿勢を打ち出し、「不法移民を排除するため、連邦の判断で州兵を派遣する」という強硬な方針を発表しました。
特にロサンゼルスのあるカリフォルニア州は、移民に対して寛容なスタンスを持ち、独自に「サンクチュアリ州」として不法移民の人権を守る姿勢を続けてきました。
■知事の要請なくロサンゼルスに州兵を派遣
そんな中、連邦政府はカリフォルニア州知事から要請がな状態で州兵を派遣。これが、「連邦が州の自治を無視して治安維持を行った」として大きな波紋を呼びました。
この動きに対し、市民や移民コミュニティは「自由な街ロサンゼルスが軍事力で制圧されるのか」と反発。抗議活動やデモが急増し、一部では警官との衝突が起きる事態となっています。
第2章|現地ロサンゼルスの今|どこで何が起きているのか?報道と現場の差
ニュースやSNSを見ると、「ロサンゼルス中が危険」と感じるかもしれません。しかし、実際に衝突が起きているのは一部地域に限られます。
■主に影響を受けているエリア
- ダウンタウンLAの一部(市庁舎周辺、警察署前)
- サウス・ロサンゼルス(Crenshaw通りやFlorence周辺)
- イーストLAの一部エリア
これらの地域は元々、抗議運動や社会活動が活発な場所であり、観光客や語学留学生が日常的に訪れることはあまり多くありません。
■語学学校があるエリアの現状
- サンタモニカ:通常通り開講中。カフェやショップも営業中。
- ウェストLA/ハリウッド周辺:落ち着いた雰囲気が続いており、現地学生の生活も大きく変化なし。
- パサデナ、グレンデールなど郊外:特に影響はなく、公共交通も通常運行。
現地の日本人留学生からも「一部で警官の姿を見かけるが、自分の生活エリアは平穏」「今までと同じように通学できている」という声が寄せられています。
第3章|LA語学留学への影響は?渡航予定者が知っておくべき4つのこと
現在ロサンゼルスへの語学留学を検討している方にとって、気になるのは具体的にどこまで影響があるのかという点です。以下の4つを確認しましょう。
1. 語学学校は基本的に通常運営中
各語学学校では、安全を確保したうえで通常通り授業が行われています。状況によっては、オンラインレッスンへ切り替えが可能な学校もあります。
2. 渡航前にしっかりと情報収集を
- 外務省「海外安全情報」:https://www.anzen.mofa.go.jp/
- 現地ニュースメディア(例:Los Angeles Times)
- 語学学校や現地サポート企業からの案内
3. 渡航後の注意点を知っておく
- 州兵の配置エリアやデモ予定地には近づかない
- 夜間外出は避ける
- 不安を感じたら学校やホストファミリーに相談
4. 渡航時期を再検討するのもひとつの選択肢
どうしても不安な場合は、1〜3ヶ月先に延期するという方法もあります。キャンセル料・変更手数料なども含めて確認しましょう。
第4章|留学生が身を守るためにできる安全対策リスト
ここでは、現地で安全を確保するために覚えておくべき具体的な対策をご紹介します。
- 危険エリアに近づかない:デモ予告や交通規制情報は学校から事前に共有されることも
- 夜間の外出を控える:特に人通りの少ないエリアを避ける
- 情報はSNSだけで判断しない:信頼性の高い現地メディアや日本領事館情報を参照
- 最低限の英語フレーズを覚える:
「Where can I go safely?」
「Is this area dangerous?」
「I need help.」 - 常に携帯できる緊急連絡先一覧(日本の家族、語学学校、現地サポート、日本領事館)
第5章|ロサンゼルス留学の価値は変わらない|“不安”を“学び”に変える視点
今回の出来事は、社会の矛盾や政治の力学が目の前で起きている現実です。そんな現場に身を置くことで得られる「教科書では学べないリアルな異文化理解」こそ、留学の醍醐味と言えるでしょう。
- 多様な価値観を持つ人々と出会える
- 「なぜ人々が怒っているのか?」を現地の空気で感じられる
- 英語を通じて世界情勢に関心を持つきっかけにもなる
ただし、「無理をしてまで行く」必要はありません。安全第一で、留学のタイミングを見極めることも立派な判断です。
第6章|保護者の皆さまへ|今だからこそ求められる「事前準備」と「信頼関係」
お子様を海外に送り出すにあたって、今回のような社会的混乱があると不安は当然です。そこで、保護者の方に特に意識していただきたい3つのポイントをまとめました。
●1. 情報共有の習慣をつける
- 出発前に現地の情勢を親子で共有
- 渡航後も週に1〜2回、定期的な通話やメッセージのやり取りを
●2. 安心できるサポート体制を確認
- 日本語対応スタッフがいる語学学校か?
- 緊急対応サポートはあるか?
- 滞在先の信頼性は?
●3. 留学保険の補償内容を見直す
- 怪我・病気だけでなく、政治的トラブル時の補償があるか
- 州兵出動など非常時の対応マニュアルの有無
まとめ|ニュースに振り回されず、自分の目と耳で判断する留学準備を
ロサンゼルスで起きた州兵派遣は、一部の地域に限定されたものであり、語学留学生の多くが生活しているエリアでは大きな影響はありません。
とはいえ、社会が不安定な時期には、情報の質と量が何よりも重要になります。
「行くか、延期するか」
「今なのか、もう少し先か」
その判断をするためにも、正しい情報を得て、安心できるサポートと一緒に準備を進めることが大切です。
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